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アイスクライミング;黄蓮谷右俣

横手〜駒ヶ岳神社〜黒戸尾根〜黄蓮谷右俣〜甲斐駒ヶ岳


ルート図

行程

  • 12月21日 浜松=日野春=駒ヶ岳神社―5合目
  • 12月22日 ―黄蓮谷右俣―山頂―5合目
  • 12月23日 ―竹于―日野春=浜松

メンバー

ヘイキ、青木(賢)


去年のクリスマスの前に黄連谷に出かけた。標高差1200mをもって頂上に突き上げる 右俣は、クラシカルなアイスルートとして名高い。しかし、谷は雪に埋まっていてラッセルに終始した。

text:青木 photos:青木


12月21日(金)晴れ

日野春からタクシーで登山口へ。行動用の水を汲み忘れたが、途中の沢から水を取った。 五合目の小屋はなかった。テントを張って就寝。


12月22日(土)曇りのち雪

五合目から右の樹林帯を1時間ほど下って谷に下りる。 最初の坊主ノ滝は雪が付いてやさしくなっていた。 その上の二俣で、上部の積雪が予想される右俣に行くか、計画を変更して雪の付きにくい左俣に行くか 話し合うが計画通りに右俣に行くことにした。 分かれてすぐの滝は完全に雪に埋まっていて、左から取付いて雪の載ったスラブをトラバースするが ホールドが乏しく落ちるかと思った。このあたりから雪が降り始めた。

その後、ひたすら雪の斜面のラッセルが続き、たまに5mくらいの氷をフリーソロしたりした。 膝上のラッセルを続けて奥ノ滝に着く。奥ノ滝は、氷が薄くあまりスクリューが効かない。 ヘイキさんが悪いとこで叫びながらリードする。デリケートなクライミングだ。 その上は深い雪の斜面をラッセルし、右側の草付を登って登山道と合流する。 山頂で少し休憩してから五合目に向かって登山道を下る。山頂は風が強くて寒かった。 合計13時間行動くらい。ラッセルが疲れた。


12月23日(日)快晴

夜のうちに結構積雪があった。 疲れたので篠沢七丈瀑はやめて下山することに。 竹于の神社に降りてタクシーを呼んで帰った。


総話

氷はほとんど雪に覆われいてまともなアイスクライミングはできなかった。 しかし、ここから逃れるには登るしかないという山の真ん中にいる感覚、 ルートを抜けると頂上付近というロケーションはなかなか気持ちよかった。 現在、真夏の猛暑の中にあってアイスが恋しく思われる。 クライミング能力を鍛えて、どんな山・壁でもフリーで、ナチュラルなプロテクションを使って、 スピーディに抜けられるようになりたい。 そのためにはアイスの能力は必須だ。甲斐駒はアイスエリアが多いので今年の冬も行きたい。


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