[トップ] [活動紹介] [部員紹介] [山行計画] [山行報告] [連絡先] [リンク] 外部: [掲示板] [ブログ]

山行報告:冬合宿2005:南アルプス大唐松尾根



ルート図

行程

  • 12月27日 静岡・奈良田・雨池山1540m
  • 12月28日 雨池山・大唐松前2270m
  • 12月29日 大唐松前・大唐松・大唐松尾根2580m
  • 12月30日 大唐松尾根・農鳥岳
  • 12月31日 農鳥岳・白剥山過ぎたところ1990m
  • 1月1日   林道・伝付峠・新倉・静岡

メンバー

河合、真先、中岡、平気


もともと、北アルプスの朝日岳の黒薙尾根を登る予定だった冬合宿は、 大雪のため前日計画変更となり、南アルプスの大唐松尾根に変わった。 おかげで、絶好の天気のもとで、快適で楽しい山行ができた。チンは一日もせずに、 4日目の午後以外に常に快晴だった。

text&photos:平気


12月27日
浜松始発電車で出発し、途中静岡のメンバーと合流し、身延で下車。 タクシーに乗り換え。取り付きの奈良田北より発電所まで約1万5千円。 しばらく悩んだら踏み跡を発見し、森の中で手すりがついた工事用の道を登った。 細い道が稜に出たらプラブーツで登りにくいところもあり、草を利用して登る。 藪が少なく、計画通り1540mの薄雪が積もった場所で幕営。 下から水を持ってきてよかった〜
中岡さんが飲みすぎて、途中でテントのど真ん中で寝て起きてくれない。困った。 寝てる中岡


12月28日
雨池山に登り、雪が出た。藪がところどころ大変だった。人間の足跡がなく獣の足跡が多かった。 まだ踏み跡がついていたので、夏でも誰かが登るかとの疑い。 雨池山を過ぎた平らなところで鹿の踏み跡や糞が多量、鹿の天国だろう。 第2の幕営地に登り出したらいよいよ雪が深くなり、ラッセルが楽しめた。 ワカンを着ける テンバは快適だった。


12月29日
尾根がやせ、藪が邪魔となり、雪が深く、ラッセルが楽しかった。 左右の斜面が急になった。狭い尾根の急登、不安定なトラバースが出て、 やっと尾根登りの感じになった。展望がよかった。

農鳥岳 富士山 稜の上のハルちゃんや真先君 尾根を登る中岡さん

12月30日
天気はいつまで持つかをずっと考えていたが、農鳥岳に登る30日は 午前10時から曇ってきて、雪が軽く降りだした。 最後の深いラッセルを終わらせ、雪が積もったハイ松帯を頼りに斜面を登り、 最後にちょっとした岩場や短いスノーリッジがあったが、ロープを出す必要は なかった。農鳥岳をガスっているなかピストンしたら、風が比較的に吹かない雪斜面 を掘って、行動を早く終了してテントを張った。

焼けた朝の雪 あと少し 岩稜 山頂!

12月31日
朝風が強かったが、天気が快晴であった。日が富士山の肩から出た。 最初アイゼンだけつけて行ったが、雪や氷のなさで広河内岳からアイゼンも 外した。大籠岳過ぎた2800mまでほぼ夏道になっていたので早く進んだ。 途中から先行パーティーの足跡があり、笹山手前で追いついた。合宿中始めての 他人だった。笹山でしばらく天気などを考慮してから白剥山の林道合流点まで 行くことにし、ラッセル下降の末に午後5時についた。正月のため、年越しそばを 食べラジオでこうはくを聞いて寝るのが遅かった。

テントからの日の出 農鳥より南 北アルプスが見える 富士山が日本画のよう

1月1日
好天が続いたが、山が邪魔していたため最初の日の出が見えたのは午前9時頃。 ゆっくり出発準備をし、林道を伝付峠までラッセルした。下山道沿いには、また少し凍れば アイスクライミングでもやってみたい滝がいくつかあった。さらに、何ヶ所かに滝が道の上に 凍っており、渡るのに気を使う必要があった。4時くらい新倉についたが元日のせいか 温泉がやっていなかったようだった。(電気がついていたが、受付の人を呼んでもだれも出なかった。 テレビの音は聞こえたのに。。) 結局身延駅近くの旅館の風呂を使わせてもらってから帰った。

初日の出 荒川岳 滝を越える中岡さん アイスクライミング課題?


[時間順山行報告へ戻る]
[地域別山行報告へ戻る]