富士川水系戸栗川本谷 三ツ沢
メンバー 中戸川好康(理2) 朝日良光(理1) 青木睦佳(農4) 久保裕(農4)
期間 2004年6月12日(土)〜13日(日)
6/12(土) 曇のち晴れ
8:15静岡〜10:10折付(入渓)〜15:00赤岩ノ滝〜16:50三俣
朝から寝坊してしまい七時出発予定が大分遅くなってしまった。ごめんなさい。入渓準備をしているとアーサーがデジカメのメモリーカードを忘れてへこんでた。さらに部室から持ってきた鮎足袋がSサイズでアーサーらしからぬミス連発だ。足が痛そうだが出発。昨日までの雨で増水はしているもののさほど難しい箇所もなく進む。巻きも分かりやすい。赤岩ノ滝は右岸から簡単に巻ける。その後の30mの大滝も右岸から巻くが、こちらは結構時間が掛かってしまった。三俣から100m程進んだ所にタープを張る。ここも狭いが、ここから先はテン場がない。
6/13(日) 曇
9:15出発〜12:00稜線〜13:35刈安峠〜19:10二俣〜19:30折付〜静岡
もう稜線は近いのでゆっくり七時過ぎに起床。最後のガレは足が疲れるが、ほとんど藪漕ぎもなく遡行終了。大笹ノ頭をピストンした後刈安峠に向かう。峠からは登山大系では登山道があり、簡単に折付に戻れるはずだが出だしから道がない。仕方がないので尾根筋を忠実に降ることにする。コンパスをセットし、何度も迷いながら進む。所々踏み跡があるが、道とは呼べないものだ。途中でアーサーが足を滑らし20m程滑落した。落ち始めは空中を吹っ飛んでいってその後バウンドして転がり落ちていった。怪我はなく安心した。最後はどうせ道がないので沢に向かって降りることにした。鞍掛沢手前の二俣に降り立ったときには薄暗くなってきていた。ここからまた鮎足袋に履き替えて車まで戻った。アーサーは小さな鮎足袋と降りでつま先をかなり傷めていてつらそうだ。もう一日ビバークかな、と思っていたけど今日中に帰ることが出来た。
総括
遡行自体はなんの問題もなかった。刈安峠から簡単に降ることが出来ると思っていたのが間違いだった。登山大系は古い。注意しよう。アーサーの滑落は足を傷めていたこともあると思う。ロープを出す様な場所ではなかった。しかし、ルートを探すのに必死で注意がいっていなかったと思う。一日で帰りたいという焦りがあった。もっと余裕を持つためにもやはり朝は早く出発するべきだろう。しかし、こういう予想外の出来事があるから山に行っている様なとこがあるので終わってみればおもしろかったと思えるね。でもアーサーに怪我がなくて本当に良かった。もう鮎足袋間違うこともないでしょ。
(文責 青木)
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